今日は新米の炊き方について、です。
ならのお米おもてなし担当の私は
「元板前」
でもありますので、
ご飯の炊き方にはこだわりがあります。
昔から新米は水分を多く含んでいるので
「水を少なめ」
にして炊くことが常識でした。
しかし、
現在のお米は乾燥させ終わった段階で水分量が
「約15%くらいに保つように」
という規定があります。
地域にもよるかもしれませんが、
水分を多く含み過ぎても少なくても
出荷できないんですね。
なので、出荷している段階では
「約15%」
に保たれているため、
そこまで水を減らす必要はありません。
とはいえ、
気持ち程度ですが新米を炊く際には
水を減らした方がいいのも事実。
※ポイントは「新米ならでは」の特性にあります。
新米はお米自体が柔らかいため、
余分に水分を吸収しやすい性質があります。
それが、
炊き上がりに影響を与えてしまうんですね。
普通に炊くと
「ベチャ」
っとなってしまいます。
なので、
新米の場合は通常よりも気持ち程度で構いませんので
水分量を減らした方が良いということになります。
そんなことを言うと
「気持ち程度減らすってどのくらい?」
という声が聞こえてきそうですね。
こればかりはお米の性質(精米の状態)にもよるので
毎回炊きながら調整するしかないのですが、
私の経験では
「5%」
くらいが目安でしょうか。
新米はほんの気持ち程度(5%くらい)
お水を減らして炊いてみてくださいね。
では!
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