10年以上前に軽度ですが障がいを持つ方と議論したことがあります。
その時は彼女の言い分に同情もしたし
「私にできることは何か?」
と自分自身に問うたこともある。
当時、彼女は政策に問題があると言ったり、
障がい者向けのサービスを実施しようとしない企業に対して
不満だらけだった。
彼女の主張を聞いて私もやむを得ないと思った。
あれから十年。
再び彼女と会う機会があった。
言うことはまったく変わっていなかった。
相変わらず
「国が」
「企業努力が」
とか言っている。。
体のどこかに障がいを持つ方が国の制度に対して
主張することは当然のことだと思う。
主張すること自体は構わないと思う。
政治家であろうと起業家であろうと
「自分事」
として感じないと
「人」
というのは動かないものですからね。
伝えきれるまで主張し続ければいい。
しかし、、、
辰巳が残念だと思うのは彼女のほうです。
自分事なのに。
どうして具体的に行動しないのかな?
もっと弱い立場の方も沢山いらっしゃるのに。
彼女には考える頭もあるし、
どちらかというとクレバーな方だと思う。
彼女オリジナルの課題発見能力もある。
文句はイコール
「課題発見」
みたいなものだからね。
そう、辰巳が残念だったのは、
「10年以上、あなたは何をやってきたの?」
ってこと。
この間にできること、なかったのかな???
半年一年でできることは限られるけどね。
3年、5年、10年あれば
「政治家」
にもなれたかもしれないし、
障がいを持つ方々に喜ばれるサービスを
次々と提供する優秀な
「経営者」
になれたかもしれない。
10年後、また同じこと言うのかな?
私には知的障がいを持つ娘がいます。
彼女のおかげで目が黒いうちにやり遂げなければならない、
様々な課題があります。
2014年にリサイクル業をスタートさせたのもその一つです。
動機は娘やグレーゾーンの人々が
思う存分に働ける環境をつくること。
作業をつうじてパソコンも使えるような
カリキュラムを仕上げたい。
そう、半分は親のエゴであり「自分事!」。
現に、
知的障がいを持つ子の働き場所って
まだまだ限られているからね。
イジメもあると聞きます。
万が一、
そうなった時でも働ける環境を
自分の手でつくる必要があった。
安心が欲しかった。
だから、
今日も明日もリサイクルなんですね。
コンサルティング業務はお手本となる
人助け起業家を輩出すること。
大人が輝いていないと子供たちに
希望を与えられないと思うからね。
文句ばかり言うて
「被害者」
になるのはカンタンです。
正確には文句を言いながらでも
「具体的な行動」
を起こすことだと私は思います。
五体満足でも目には見えない障がいは
誰しも持ち合わせているという
研究もあるようですね。
だから
「人間界」
において
「修行」
を必要としたのかもしれません。
時間になりましたのでこの辺りで!
– 合掌 –
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