コピーライターとして最も必要なスキルはこれ。
一昨日、「コピーライターになりたい」という若者から相談を受けました。見た目はどこにでもいる彼でしたが、人とコミュニケーションを取るのが、どちらかというと苦手だそうです。で、「人と会うことなくできる職業」ということで「コピーライターになりたい」というのが彼の言い分でした。
ハッキリ言って、辰巳は「無理」だと考えています。コピーライターの仕事は沢山あります。
・チラシ広告をつくること
・セールスレターを書くこと
・ステップメールを書くこと
・ブログ・メルマガを書くこと
・FAXDM・DMを書くこと
・PPC広告を作成すること
・サンキューレターを書くこと
他にも、まだまだあると思います。やったことはないですが、「プレスリリース」もライターの仕事といえば仕事。
では、お尋ねします。これらのレター(広告)を書く時に、必要なスキルはなんですか?10秒ほど考えてお答えください。(10秒間)
そう、答えは「コミュニケーションのスキル」です。「ヒアリングの能力」でも、合格でしょう。コミュニケーションのスキルやヒアリングの能力のない人に、コピーは書けません。正確には、「コピーらしきもの」は書けても、心を鷲掴みにするようなコピーは書けないということです。
先に挙げたコピーライターの仕事には、すべてこの能力が必要なのです。では「コミュニケーション」とは何でしょうか?一言でいうと「相手を理解する能力」です。人の話を最後まで聞ける人であり、人に興味を持てる人のことです。
もっと言うと、目の前の人の痛みや得たい結果を瞬時に捉える能力ですね。ズバリ、「共感する能力」です。共感する能力なくして売れるコピーは書けません。売れるコピーとは「相手の恐怖・痛みを理解し、解決策から逆算して書くもの」だからです。
なので、ひきこもり系や独りよがり系では、売れるコピーは書けないのです。コピーライターとして起業したいのなら「人やモノに興味を持てる人」でないと無理なのです。
でも、それって、「ほんの少しの勇気と努力」で克服できるはずです。「目の前の人がどうして欲しいのか」そのことについて考える習慣を持つところからです。目の前の方の痛み・得たい結果にフォーカスすること。あなたがやることは、耳を傾けて「なるほど」と言いながら、首を縦に振るだけです。その上で、解決策を提案する。
これはセールスレターと同じ流れです。話をするのがうまい人は、目の前の人の喜怒哀楽に合わせた話し方をしています。ハートを鷲掴みにしてから、解決策を提案したりします。これを言葉で表現したのが「コピーライティング」なんですね。
相談をくれた若者よ、頑張ってください。
*コンテンツの中では、知的刺激の材料として活用いただくために、あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もございます。「これは違うんじゃないか?」と疑問に思うところから、ご自身の発想・気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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