WordPressを始めるために取得したドメインをレンタルサーバーで使うには?

WordPressを始めるためにドメインとレンタルサーバーを関連付ける方法

辰巳勝則
ご訪問いただきありがとうございます。今回はWordPressを始めるために必要な、ドメインとレンタルサーバーを関連付ける方法についてWEBディレクターのATSUSHIにまとめてもらいました。

ATSUSHI!あとはヨロシク!

WEBディレクターATSUSHI
辰巳先生、承知しました。

WordPressでホームページを始めるためにドメインを取得しレンタルサーバーを契約しました。しかし、そのままではまだWordPressを導入できません。

次のステップとして、ドメインとサーバーを関連付ける必要があります。その方法についてお話ししたいと思います。

今回のお相手は「独自ドメインの取得方法」のところで登場いただいた、飲食店を経営している友人の一郎さんです。

一郎さんは、料理の世界一筋で、どちらかというとWEBのど素人といってもいいくらいのレベルです。

飲食店という競合が多いカテゴリーで、一郎さんはライバル店に負けじと「小さな飲食店集客には効果がある」と言われているスマートフォンに特化したホームページをご自身で立ち上げることになりました。

「何から始めたらいいのかわからない」という一郎さんに前回、レクチャーを受けていただきドメインを取得。そして、レンタルサーバーの契約も済ませている段階です。

今回は、さらに取得したドメインを

「レンタルサーバーで使用するのにはどのようにしたらいいのか?」

についてレクチャーしていきたいと思います。

・ドメインの取得方法はこちらを参照
・レンタルサーバーの選び方はこちらを参照

WEBディレクターATSUSHI
一郎さん、それではまいりましょうか!
一郎さん(飲食店経営)
よろしくお願いします!!
WEBディレクターATSUSHI
今回は、お勧めした、「お名前.com」で取得したドメインを、こちらもお勧めしているレンタルサーバーの「エックスサーバー」で使えるように設定する方法を紹介します。
一郎さん(飲食店経営)
はい、お勧めいただいた「お名前.com」と「エックスサーバー」を契約してあります!
WEBディレクターATSUSHI
準備はOKのようですね。

さて、実はドメインを取得してサーバーを契約しただけではまだWordPressをインストールできないんです。

一郎さん(飲食店経営)
そうみたいですね。
ただ、できるだけ早くWordPressのサイトを作りたいので、そのあたりを詳しく教えていただけますか?
WEBディレクターATSUSHI
わかりました!

以前に、サーバーが土地でドメインが住所にあたる、というお話をしたかと思います。この場合、WEBサイト(ホームページ)が家にあたります。

例えば、家を建てるために土地を確保したとします。でも、その土地がこういう住所ですよという目印を付けなければ、家を建ててもそこにはたどり着けないですよね?

一郎さん(飲食店経営)
それはそうですね。土地に住所が無ければ、その土地やそこに建つ家を探すことはできないと思います。
WEBディレクターATSUSHI
ですから住所というのが割り振られて、その土地の場所を見つけられるわけですよね。

それと同様なことがインターネット上でも言えるのです。

自分の家(サイト)がある土地(サーバー)に住所(ドメイン)が関連付けられて、はじめて訪問者が来てくれるようになるのです。

一郎さん(飲食店経営)
そうか、ドメインをサーバーに関連付けて初めて自分のホームページが見てもらえる状態になるんですね。なるほど、住所と土地を関連付けることと同じですね。
WEBディレクターATSUSHI
はい、それらを関連付けるために、それぞれの管理画面で設定変更する必要があります。

ドメインをレンタルサーバーで使うには?

WEBディレクターATSUSHI
取得した独自ドメインをレンタルサーバーで利用するためには、それらを関連付ける必要があります。

ドメインとサーバーを関連付けるためには、

  1. サーバー側の設定変更で、ドメインの追加設定をする。
  2. ドメイン側の設定変更として、ネームサーバーの変更

これらの2つの設定が必要です。

今回は、ドメインをお名前.comで取得し、サーバーはエックスサーバーを契約していますので、それぞれでの設定をすることになります。

サーバー側でドメインの追加設定をするには、エックスサーバーの管理画面(サーバーパネル)で行います。また、ドメイン側でネームサーバーの変更をするには、お名前.comの管理画面(ドメインNavi)で行います。

WEBディレクターATSUSHI
それぞれについて説明しましょう!

サーバー側の設定変更 ~ドメインの追加設定~

WEBディレクターATSUSHI
まず、サーバー側の設定変更で、ドメインの追加設定をする方法です。

ステップ-1

エックスサーバー「サーバーパネル」ログインページへアクセスしてください。
↓↓↓
https://www.xserver.ne.jp/login_server.php

ステップ-2

「サーバーパネル」にログインしてください。

サーバーIDとパスワードを入力してログインします。

【ヒント】

サーバーIDとパスワードはエックスサーバーを契約した際に決めたものです。
契約完了時にメールで通知されていますので、忘れてしまった場合はメールを確認してくださいね。

エックスサーバー ログイン

ステップ-3

「サーバーパネル」画面右上の「ドメイン設定」をクリックします。
サーバーパネル ドメイン設定

ステップ-4

「ドメインの追加設定」をクリックします。
ドメイン追加設定

ステップ-5

ドメイン名を入力します。

例えば、取得したドメインが「shibuya-italian.club」の場合、入力欄①には「shibuya-italian」と入力し、②は「.club」を選択します。その後、「ドメインの追加(確認)」をクリックします。
ドメインの追加(確認)

 

ステップ-6

ドメインの追加を確定します。

「以下のドメインを追加しますか?」というメッセージが表示されたら、ドメイン名が正しいかを確認して、「ドメインの追加(確定)」をクリックします。
ドメインの追加(確定)

「ドメインの追加を完了しました。」というメッセージが表示されたら、エックスサーバーのドメイン設定は完了です。
ドメイン設定完了

 

ドメイン側の設定変更 ~ネームサーバーの変更~

WEBディレクターATSUSHI
次に、ドメイン側の設定変更として、お名前.comの管理画面でネームサーバー変更を行います。

ネームサーバーには、ドメインとサーバーを結びつける役割があります。念のために、ネームサーバーとはどういうのものかについて触れておきますね!

ネームサーバーとは?

ネームサーバーとは、インターネット上でドメインとWebサーバーやメールサーバーを結びつけるための名前解決をするサーバーです。

インターネット上にあるサーバー(コンピューター)には、すべてIPアドレス(123.145.167.189のように数字で構成されたもの)が割り振られています。

IPアドレスが判明すれば、実際にホームページやメールを運用しているサーバーにアクセスすることができます。

このIPアドレスとドメインを結び付ける役割を担っているのがネームサーバーとなります。

なお、DNS(Domain Name System)サーバーと呼ばれることもあります。

お名前.comヘルプセンター」より引用

 

ドメイン名とドメインネームシステム(DNS)

WEBディレクターATSUSHI
サーバーやパソコンには、コンピュータを識別するための番号である「IPアドレス」が割り振られています。

IPアドレスは、「183.79.135.206」などのように数字を「.(ピリオド)」で区切ったもので、アクセスしたいサイト(サーバー)ごとに異なるIPアドレスが割り振られています。

一郎さん(飲食店経営)
でも普段、あまり見たことが無いんですが・・・

WEBディレクターATSUSHI
そうですよね。普段インターネットを眺めたり検索するだけならこのIPアドレスを使うことはないですからね。

実は、ホームページやメールを利用するときにも、IPアドレスを指定すると直接サーバーにアクセスすることができるんです。

一郎さん(飲食店経営)
はぁぁ、そういうやりかたもあるんですねぇ。

WEBディレクターATSUSHI
そうなんですよ。でも、アクセスしたいサーバー(サイト)のIPアドレスをすべて覚えておくのは現実的ではありませんよね?

一般的に、ホームページやメールを利用するときにはIPアドレスではなくドメイン名を使いますから。当サイトで言えば、「https://no1-marketing.jp」がそうです。

一郎さん(飲食店経営)
そういえば電話番号もそうですよね。だから相手の名前で事前に登録しておくんですね。
でなければ、いちいちどこかにメモしておかなくてはならなかったりしますからね。

WEBディレクターATSUSHI
一郎さん、ナイス発想です!

電話番号がIPアドレスだとすれば、スマートフォンなどに登録する名前に当たるのがドメインですね。

ただ違うのは、電話番号の場合は、登録したスマホなどの端末内で変換されていますが、IPアドレス→ドメインの場合はインターネット上で変換されていることです。

そこで活躍するのがDNSなんです。

インターネット通信では、ユーザーが意識しないところでドメイン名をIPアドレスに変換して通信が行われています。その変換のために存在するのがDNSサーバー(ネームサーバー)です。

・「Yahoo」にアクセスする場合の例
DNSサーバー

DNSは、インターネット上でドメイン名を管理・運用するために開発されたシステムで、インターネット通信時にドメイン名をIPアドレスに変換する作業を担っています。

 

お名前.comでドメインのネームサーバー変更

WEBディレクターATSUSHI
それでは、お名前.comの管理画面でネームサーバー変更をしていきましょう。

ステップ-1

エックスサーバーのネームサーバーを確認します。

エックスサーバーのサーバーパネルにアクセスし、サーバー情報をクリックします。
サーバー情報

ステップ-2

サーバー情報画面の下の方にネームサーバーが記載されています。この画面表示を残したまま、もしくは画像として保存するなりして次の手順に進みます。

ネームサーバー

ステップ-3

お名前.comのドメインNaviへログインしてください。

 ↓↓↓

ドメインNaviのログインページ

IDとパスワードを入力してログインしてください。

【ヒント】

会員IDとパスワードはお名前.comで契約した際に決めたものです。
契約完了時にメールで通知されていますので、忘れてしまった場合はメールを確認してくださいね。

ステップ-4

「ドメイン一覧」画面が表示されたら、画面下部にある該当ドメインのネームサーバー「変更する」ボタンをクリックします。
ドメイン変更

ステップ-5

ネームサーバー情報変更画面が表示されたら、「他のネームサーバーを利用」にチェックを入れます。
ネームサーバー情報変更

ステップ-6

ステップ-2で確認したエックスサーバーのネームサーバー情報を入力し、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
ネームサーバー情報入力

矢印ネームサーバー情報入力-2

ステップ-7

入力事項を確認して、誤りがなければ「設定する」ボタンをクリックします。
ネームサーバー情報設定

これで、お名前.comでドメインのネームサーバー変更が完了しました。

まとめ

WEBディレクターATSUSHI
一郎さん、以上でドメインをサーバーに設定する手順が完了です。ただし、ドメイン設定が反映するまでには時間がかかるので注意してください!

一郎さん(飲食店経営)
ATSUSHIさん、承知しました。分かりやすい説明ありがとうございます!
この手順に沿ってやっていくだけでできそうなので、さっそくやってみます!

【ヒント】
ネームサーバー変更の情報がインターネット全体に反映するまで最大72時間程度かかります。

お名前.comの公式サイト参照


WEBディレクターATSUSHI
ドメインをサーバーに設定したらいよいよWordPressのインストールができます。

一郎さん(飲食店経営)
いよいよですね。楽しみになってきました!!

WEBディレクターATSUSHI
はい、WordPressのインストール方法については次回以降にレクチャーさせていただきますね!

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*コンテンツの中では、知的刺激の材料として活用いただくために、あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もございます。「これは違うんじゃないか?」と疑問に思うところから、ご自身の発想・気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。

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