エステサロンのチラシのポイント。
※レビューするチラシはこちらです。
相談者の方からは公開の許可をいただいています。
まあ、私がこのチラシをどうレビューしたとしても、本当のところは配ってみないことには分かりません。というのも、私自身「これはダメかも」と思っていたチラシの反応が良かったこともありますし、「これはうまくいく!」と自信満々で配ったチラシが、全くダメだったこともあります。
ですので、イベントのチラシやその他のチラシと、誰よりも多くのチラシ広告を作成し、多くの失敗を繰り返してきた経験のある、現役コンサルタント&コピーライターの一つの意見としてお聞きください。
実際にチラシコンサルタントが作ったチラシが、高いレスポンスが取れるという保証はどこにもありませんからね。
ただ、彼らコンサルタントが凄いのは、出来上がったチラシをまずは出してみる、そして、その後、修正を重ね、レスポンスを上げていくスピードがとにかく早いということです。キャッチコピーや価格帯を変えたりと、何度もテストを繰り返し最適化します。
私自身も最初のうちはそうしています。トライ&エラーを繰り返して、ようやく最強のチラシが仕上がるのです。1000枚配って20~25件の成約を平均していただいたこともあります。
一度うまくいったレスポンス集客チラシは、反応が落ちるまで使い倒してください。で、反応が落ちてきたら型を変えずに、内容を差し替えるというイメージです。
ただし、ここでも何を書くかがポイント。頭の中で「ああでもない、こうでもない」と考えながら書いたものは、ほとんどNGだと思って下さい。あなたが「何を言うか」よりも、伝える順番の方が大切だったりします。
それと忘れてはならないのが、成約するチラシには「7つのポイント」があるということです。これら一つでも欠けているチラシはコンバージョンしません。
この辺りのことは「レスポンスチラシ・FAXDM集客1DAY講座」でお伝えさせていただきます。鉄板チラシのひな型(テンプレート)も差し上げます。
とにかく、ここであなたにお願いしたいのは、たった1~3回くらいのチャレンジで「あきらめないでください」ということです。この段階では、まだステップ0です。あなたにとっての「当たり前」という基準を上げるようにお願いします。
あなたの成功確率が20%であれば、5回挑戦すれば良いだけの話です。おそらくチラシ経験者のうち90%の方は、たったの1回しかチャレンジしていないと思います。で、「うまくいかなかった」とか「チラシなんて今さら古い」などと言っています。
ハッキリとお伝えしておきますね。オフライン集客ができない人は、オンライン集客はもっとむずかしいです。最終的にはオンラインとオフラインの両方からのアプローチが必要となりますが、先に手を付けるのはオフラインです。インフォマーケティングの世界的権威、ダン・S・ケネディもそう言っています。
エステサロンのチラシをレビュー
ということで、本題のレビューに戻ります。
まずは画像のチラシを見て、あなたはどう思いましたか?「デザインも華やかだし、印象としては悪くはない」もしかしたら、そう思われたかもしれません。私もそう思います。ですが、ちょっと惜しいところがあります。どこだか解りますか?
答えを言います。まずは”選択肢が多い”ということです。複数のコースが準備されていますよね。結論からいうと、一つのコースと一つのベネフィットに、ギュッと絞った方が良いと思います。※ベネフィットというのはその商品の特徴から得られる価値観のこと。
ビジネスの形態や使う媒体によっては、選択肢が多い方が良い場合もあります。八百屋や洋品店のセールチラシなどは、品数の多い方が活気あるように見えます。品数の多さから、人を引き付けるパワーを感じます。
チラシの四隅と真ん中に目玉商品を配置し、実際の店舗では目玉商品の周辺にアップセル&クロスセルとなるような食材を並べると良いかもしれません。チラシに店員さんの自己紹介を載せて、得意なレシピや好きなレシピを紹介するのも良いと思います。
しかし、本題のチラシは違います。まず、ターゲットが絞られていません。それに「痩せる」というテーマに対して、複数の訴求性と複数のコースがあります。これでは、このチラシを見た人は、どれが良いか迷ってしまいます。コースの違いもイマイチ分かりません。一つに絞った方が良いと思います。
他の商品を薦めるのは、フロントエンドとなる商品コースを試してもらってからでも遅くはありません。1回目は割引でも良いと思います。同業他社よりも安い価格設定でコンバージョンを目指してください。他の細かなコースはアップセルやバックエンドの販売で十分です。
ただ、、、ここまでチラシが仕上がっていますからね。この仕上がりで配布数を最小限にし、一旦は配ってみてはいかがでしょうか。私ならそうすると思います。
どのコースに一番反応があったのか、この際、リサーチしてみてはいかがでしょうか。その上で一つのコースに絞るっていうのも、私としてはアリだと思います。もちろん、お客さまの声を拾いながらですよ。では、また。
*コンテンツの中では、知的刺激の材料として活用いただくために、あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もございます。「これは違うんじゃないか?」と疑問に思うところから、ご自身の発想・気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。